弘前へ行くなら、「弘前城」に行ってみてください。
この弘前城は、青森県にあるお城です。
弘前初代藩主津軽為信が築城を計画し、2代目津軽信枚の時代になって完成しました。
特に桜の名所として知られていますが、天守が現存するお城の一つとしても知られています。
「天守?天守閣じゃないの?別物?」と思ったあなた。
実は私もあれ?と思っていたので調べてみました。
「天守」とはお城の象徴となる建造物のことです。
「天守閣」という言い方は「大阪城天守閣」が一番なじみ深いと思いますが、明治時代ごろから使われるようになった俗語だそうです。
「天守」が正式な名前だということなのでここでは「天守」を使うことにします。
この「弘前城」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。おすすめホテル・旅館などもご紹介しますので弘前へ行くときの参考にしてください。
「弘前城」の桜
春の桜
この「弘前城」の桜はとても有名です。
弘前公園内の桜は日本一といわれていますが、約2,600本という量、日本最古のソメイヨシノ、そしてボリューム感溢れる枝ぶりは確かに圧巻です。
ひとつの花芽からいくつもの花が咲くので、もこもこと迫力のある花付きが特徴となっています。
一般的に「桜は切るな」といわれていますが、弘前の桜は、青森を代表する果物「りんご」の剪定技術を応用した「弘前方式」で管理されています。
りんごの選定は収穫しやすいように、良い実をつけやすいようにという観点から、上ではなく横へ枝を伸ばすように選定されています。その技術を応用しているので、弘前公園の桜は低い位置でボリュームのある花をつけ、私たちの目を楽しませてくれているのです。
公園内の市民広場、ピクニック広場、レクリエーション広場、演芸場付近、西の郭などお花見のおすすめスポットもたくさんあります。
また、咲き始めから、5分咲き、満開、散り始め、葉桜と日を追うごとに変化していく桜の美しさや、1日の中でも朝、昼、夜の時間による変化を楽しめるスポットなどいろいろな場所で桜を楽しむことが出来ます。
2024年は4月19日(金)~5月5日(日)を桜まつり会期としています。桜が早咲きとなった場合は準まつり体制として前倒ししてスタートされるそうなので、開花時期が早まっても問題なくまつりを楽しめますね。
桜まつり期間中はボランティアガイドさんが無料で案内してくれたり、西堀でのボートや中濠での和舟に乗ってお濠めぐりが出来たり、二の丸東番所でお菓子と抹茶が楽しめたりなど桜をめでる以外の楽しみもたくさんあります。
冬の桜
弘前城では冬も桜が楽しめます。それが2017年に始まった「冬に咲く桜ライトアップ」です。2023年12月1日~2024年2月29日の日没から21:00までライトアップがされているので冬のお花見を楽しむことが出来ます。
今年は弘前の春をイメージしたピンク色が中心だそうで、よりお花見気分が味わえそうですね。
見ごろは下記の通りです。
- 雪がさくらの枝に着雪していること。
- 冷え込みすぎていないこと。
- お堀が真っ白になっていること。
タイミングがよければ美しいライトアップを楽しむことも出来ますね。
冷え込みすぎていない日を狙ったとしても一面の雪の中です。しっかりと防寒対策をして出かけたいですね。
「弘前城」の天守と櫓(やぐら)
天守
この「弘前城」の天守は東北で唯一の江戸時代から現存する天守です。
石垣の老朽化による修理のために2015年から本丸内部の仮天守台に置かれています。2023年までに完了予定でしたが、耐震補修などの追加工事が必要になり工期が伸びています。早くても工事完了は2025年だそうです。
石垣の上にそびえたつ天守も素敵ですが、今しか見る事の出来ない仮天守台に設置された天守の姿は見ておく価値がありますね。。
江戸時代から現存する天守といっても、弘前城の歴史は平穏なものではありませんでした。
弘前藩初代藩主津軽為信が1603年に築城を始めたものの志半ばで死去。第2代藩主津軽信枚が父の遺志を継いで1611年に完成させました。現在、本丸未申櫓跡となっている石垣の上に5層の天守が作られました。見事なものだったことでしょう。
でも、1627年に5層の天守が火事で焼けてしまうと第9代藩主寧親の時代まで天守が再建されることはありませんでした。天守の建築許可が幕府から降りなかったからです。やはり譜代大名と外様大名とでは扱いが違ったのかもしれないですね。
200年近く天守がない城というのは当時の武士にとって忸怩たる思いがあったのではないでしょうか。
1810年に作られた天守は三層建てだったので御三階櫓と呼ばれていたとも言われています。あくまでも天守の代用というていだったのかもしれませんね。
そのためなのでしょうか、弘前城の天守は見る向きによって趣が違います。
北・西両面は、切妻破風や狭間の仕掛けが無いため、南・東両面の優雅な外見と比べて、簡素な印象を受けます。
本丸側から見た外見が質素なのは幕府から派遣されて城の様子を見に来た人がいても豪華なものを作ったとは思われないようにしたのかもしれないですね。
そんな歴史の流れを知るとより天守が気になりませんか?せっかく間近で見られる今の時期に天守を見に行ってみてはいかがでしょう。
櫓(やぐら)
櫓というのは、もともと武器庫として使われていた建物が、敵からの防御だったり、月見や花見などの物見のためだったりに使われるようになった建物です。防弾、防火のために土蔵造りになっています。
弘前城には二の丸辰巳櫓、二の丸未申櫓、二の丸丑寅櫓三つの櫓(やぐら)が現存しています。
辰巳とか未申というのは方角を表しています。二の丸の設置され、天守から見て南東にあるので二の丸辰巳櫓ということですね。
「弘前城」の料金情報
弘前城のある弘前公園自体は無料で入園できますが、施設保存や公園としての環境整備・維持管理のため有料とされている建物等があります。
「弘前城」へのアクセス!
この「弘前城」に行くには、電車の最寄り駅は弘前駅になります。
東京方面から行く場合、直通電車はないので「新青森駅」で乗り換えることになります。
「弘前城」へ電車で行く場合
「弘前城」へで行くなら、新幹線で「新青森」まで行きます。
新幹線「はやて」に乗ると東京から約3時間20分で新青森に着きます。
新青森から特急津軽に乗ると約30分で弘前駅に着きます。
弘前駅から弘前城までは徒歩で約30分、タクシーだと約10分です。
また、弘前市内を巡回している100円バスを利用すると「市役所前」で降りて徒歩約4分で弘前城に着きます。
「弘前城」へ自動車で行く方法と駐車場
高速バスも走っているので途中のサービスエリアで休憩しながら行けばよいですが、ドライバーが一人だと結構きついのではないでしょうか?
旅の目的にもよりますが、最寄り駅までは電車や飛行機を使い、現地でレンタカーなどを利用するとより楽な旅が出来ると思います。
市役所の駐車場ですと午前7時から午後9時半まで出庫可能となっています。
最初の1時間は無料、30分ごとに500円かかります。
飛行機で「弘前城」へ行く方法
弘前城へ飛行機で行く場合の最寄りの空港は「青森空港」になります。
羽田空港から約1時間15分、大阪国際空港からは約1時間半で青森空港に着きます。
青森空港からはバスで約55分です。(片道 大人1,200円、子供600円)
「弘前城」周辺のおすすめホテル
「弘前城」の周辺には、素敵なホテルや旅館があります。
お勧めのホテルをご紹介します。
アートホテル弘前シティ
この「アートホテル弘前シティ」は、弘前駅から徒歩1分という好条件の立地のホテルです。
商業施設が隣接しているのでちょっとした買い物をするのにも便利です。
地元の食材をふんだんに使ったバラエティ豊かな朝食もおすすめです。
このホテルの紹介記事はこちら>>
天然温泉 岩木桜の湯 ドーミーイン弘前(ドーミーイン・御宿野乃 ホテルズグループ)
この「天然温泉 岩木桜の湯 ドーミーイン弘前(ドーミーイン・御宿野乃 ホテルズグループ)」は、全国に91店を展開するドーミーインホテルのひとつです。「住むビジネスホテル」を目指しているドーミーインには「朝食」、「大浴場」「客室」、「無料サービス」という4つのこだわりがあります。
このホテルの紹介記事はこちら>>
弘前パークホテル
この「弘前パークホテル」は、弘前駅と弘前城のほぼ中間にあるホテルです。
弘前ねぷた祭りの運行ルート沿いであったり、飲食店街に徒歩圏内だったりと便利な立地になっています。
このホテルの紹介記事はこちら>>
「弘前城」のまとめ
「弘前城」は、サクラが有名ですが、四季折々の自然に触れることが出来ます。
東北で唯一現存する天守や5棟の城門、3棟の櫓などみどころもたくさんあります。
そんな弘前城と周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
ぜひ弘前城周辺へお出かけしてみてくださいね!
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